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2016年07月21日12時14分

【市況】日経平均は反発、「ポケモノミクス」は国策に/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は反発。175.49円高の16857.38円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えている。20日の米国市場では、NYダウが9営業日続伸で連日の最高値を更新。ハイテクや金融に良好な決算発表が相次ぎ買いが先行し、この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比165円高の16855円だった。シカゴ先物にさや寄せする格好からギャップ・アップでスタートすると、前場半ばには一時16938.96円まで上げ幅を拡大させている。

 売買代金トップは任天堂<7974>となり、3%超の上昇となるなど、「ポケモノミクス」物色が継続。また、政府・与党は、月内にもまとめる経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向で調整に入ったと伝えられるなか、カジノ関連への物色が強まっている。セクターでは鉱業、証券、保険、輸送用機器、機械、海運、非鉄金属、その他製品が上昇。半面、陸運、医薬品、情報通信、水産農林が小安く推移している。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、過半数を占めている。規模別指数では大型株指数の強さが目立つ。

 日経平均は価格帯別出来高が積み上がっていた16600-16800円の抵抗を捉えてきている。経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向との報道や英国のメイ首相は「年内は離脱通知を行わない」と明言したことで、英国の欧州連合(EU)離脱問題による金融市場の動揺は沈静化する格好。さらに任天堂<7974>を柱とした「ポケモノミクス」への物色に広がりが見られていることが、市場の先高期待につながっている。

 菅官房長官は「ポケモンGO」について、一般論として断った上で「わが国のコンテンツが海外を含めて広く親しまれることは極めて喜ばしい」と述べたと伝えられている。「ポケモノミクス」が国策として意識されてくるなか、一段と物色対象に広がりがみられよう。足元では歩きスマホによる事故などが懸念されているが、一方で米国では外出・ウォーキングの頻度が上がっており、脂肪燃焼度が上がっているほか、ミシガン小児病院で気落ちした子供たちにベッドから出て歩いてもらうために、ポケモンGOが用いられており、データヘルス関連としても注目。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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