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【市況】ハイテクセクターに関心、「ポケモノミクス」相場は継続/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日の日本株市場は堅調な展開が見込まれる。20日の米国市場では、NYダウが9営業日続伸で連日の最高値を更新している。ハイテクや金融に良好な決算発表が相次ぎ買いが先行している。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比165円高の16855円だった。これにさや寄せする格好から、日経平均はギャップ・アップから始まろう。

 また、為替市場では円相場が1ドル107円台に乗せてきており、円安が買い安心感にもつながろう。日経平均は価格帯別出来高が積み上がっている16600-16800円処の抵抗を突破してくる可能性があり、リバウンド基調が一段と強まりやすい。来週以降、本格化する決算を前に手控えムードも強まりやすいところだが、為替相場の落ち着きもあり、アク抜けにつながる展開も意識されてきそうである。

 物色としては円安や米国市場の流れを背景にハイテクセクターの動向に注目。ソフトバンクグ<9984>の英半導体会社買収もあって、再編機運も高まりやすいところ。また、日本マクドナルド<2702>は「Pokmon GO」とのコラボレーションを近々実施する予定と発表。任天堂<7974>は米ADRで4%超の上昇となっていることもあり、「ポケモノミクス」相場は継続。
《AK》

 提供:フィスコ

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