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【市況】21日の株式相場見通し=円安進行と欧米株高を好感し反発

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場は、前日の欧米株式市場の堅調に加え、外国為替市場での円安・ドル高進行を好感して買い先行のスタートとなりそうだ。また、一部報道で政府の経済対策が20兆円規模になると伝えられたことも好感されそうだ。21日早朝の東京外国為替市場では1ドル=107円20銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比36.02ドル高の1万8595.03ドルと9日続伸し、7日続けての過去最高値更新となった。マイクロソフトをはじめとして、4~6月期決算の内容が市場予想を上回るケースが多いことが好感され,買いが先行した。ナスダック総合株価指数は、前日比53.560ポイント高の5089.933と反発した。

 日程面では、不動産の販売、賃貸管理、仲介および海外事業を手掛けるデュアルタップ<3469>がジャスダック市場に、研修をはじめとする社会人向け教育サービスのインソース<6200>がマザーズ市場にそれぞれ新規上場する。

 このほかに、5月の全産業活動指数、6月の工作機械受注額、6月の全国スーパー売上高、19日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)定例理事会(ドラギ総裁が会見)、米6月の中古車販売件数が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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