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【市況】明日の株式相場見通し=売り優勢で下値固めの動き、投資姿勢は強さを持続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(21日)の東京株式市場は、きょうの7日ぶり反落の地合いを引き継いで、買い手控えムードの強いなか、やや売り優勢で下値固めの推移となりそうだ。きょうは短期的な過熱感から利益確定の売りが先行し、日経平均株価は一時、前日比170円安近くまで下げる場面があったものの、後場後半は下落幅を縮小する底堅さをみせた。

 市場関係者からは「連日の記録的な大商いを伴い、短期間に株価が2倍以上へと急騰した任天堂<7974>はさすがに急反落となった。しかし、きのう急落して市場へのマイナス影響が懸念されたソフトバンクグループ<9984>、LINE<3938>の両銘柄が、きょうは小幅ながら前日比プラスに転じたことは、地合いの強さを示しているようだ」との見方が出ていた。

 20日の東京株式市場は、前日までの急速な戻りの反動で利益確定売りが優勢となった。ただ、後場後半は押し目買いに下げ渋る動きをみせ日経平均株価終値は、前日比41円42銭安の1万6681円89銭と7日ぶり反落した。

 日程面では、不動産の販売、賃貸管理、仲介および海外事業を手掛けるデュアルタップ<3469>がジャスダック市場に、研修をはじめとする社会人向け教育サービスのインソース<6200>がマザーズ市場にそれぞれ新規上場する。

 このほかに、5月の全産業活動指数、6月の工作機械受注額、6月の全国スーパー売上高、19日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)定例理事会(ドラギ総裁が会見)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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