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2016年07月20日15時22分

【市況】<動意株・20日>(大引け)=アイロムグループ、ジェイコムHD、ロート薬

アイロムG <日足> 「株探」多機能チャートより
 アイロムグループ<2372>=後場に入って急伸。100%子会社のIDファーマが、九州大学から請け負った網膜色素変性治療製剤の製造方法の確立に成功したと発表し、業績寄与への期待から買いを集めている。網膜色素変性は、網膜に存在する光を感じる細胞が徐々に失われていく遺伝性の病気で、約5000人に1人の頻度で見られ、青年期より発症し、失明に至る可能性がある。九州大学は、網膜色素変性の遺伝子治療臨床研究を2013年3月から始めており、今後、同大学で実施される治験では、IDファーマが確立させた製造方法で作製された治療用ベクターが使用されることになる。

 ジェイコムホールディングス<2462>=大幅続伸。コスモ証券は19日、同社株の投資判断を「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は1900円から2900円に見直した。総合人材派遣を主力に介護・保育事業を展開。「未経験者を教育する」高い人材教育・活用ノウハウを強みとしている。主力の総合人材サービスでは、ほぼ全ての業界で人材不足が深刻化するなか、同社の強みである未経験者を育成・活用することで他社との差別化を図り、採算も向上している。また、介護・保育の収益化も進んでいる。同証券では17年5月期の連結営業利益は前期比44%増の16億5000万円を予想、18年5月期は今期推定比36%増の22億5000万円と連続大幅増益を見込んでいる。

 ロート製薬<4527>=7日続伸。同社はこの日、従来、高粘度製剤にしか使用できなかった潤い密封技術(αゲル製剤化技術)を独自の成分の組み合わせにより、化粧水や乳液といった低粘度製剤にも使用できる新しいαゲル製剤化技術へと発展させることに成功したことを発表した。今回確立した技術により、潤い密封効果とさらっとした使用感を両立する低粘度製剤の開発が可能となる。この新技術を採用した製剤では低粘度でありながら、クリームと同等以上に潤い密封効果があることが確認されており、同社では機能性化粧品などへ応用していく方針。

 DNAチップ研究所<2397>=急反発。この日の朝方、関節リウマチに対する新しい検査サービス「リウマチェック3」を、きょうから開始すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。同検査は、投与前の1回の血液検査で3種類の生物学的抗リウマチ薬(抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤インフリキシマブ、抗IL-6受容体抗体トシリズマブ、T細胞選択的共刺激調節剤アバタセプト)の投与半年後の薬剤効果を、RNAチェック技術を用いて予測する検査。関節リウマチの患者へより適した薬の処方を補助するもので、個別化医療に貢献することが期待されているという。

 トーセイ<8923>=7連騰。中古ビルをバリューアップして売却することで利益を得る不動産流動化ビジネスをはじめ不動産開発や賃貸も手掛けている。また、ホテル事業へも展開しインバウンド需要の取り込みにも布石を打っている。16年11月期は期初見通しを上方修正し、営業利益段階で75億6300万円予想から90億円に大幅増額している。PERは7倍台と株価指標面でも割安感が顕著、年22円配当から換算される配当利回りは2.6%と高い。

 リソー教育<4714>=続急伸。4月20日につけた年初来高値426円を3カ月ぶりに更新している。19日の取引終了後、従来8円を予定していた17年2月期の中間配当を12円に引き上げると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今期の株主還元率100%を実施するために増額修正したもので、年間配当は20円を予定。前記の年10円に対しては10円の増配となる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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