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【市況】NY株式:ダウは25ドル高、企業決算や世界経済への懸念が重石

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

19日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は25.96ドル高の18559.01、ナスダックは19.41ポイント安の5036.37で取引を終了した。引き続き主要企業決算の内容を見極めたいとの思惑や、金融市場の安定化で年内の利上げの可能性が高まったとの見方もあり、終日小動きの展開となった。6月住宅着工・建設許可件数は予想を上振れる堅調な内容となったものの、国際通貨基金(IMF)による世界経済の見通し引き下げや、原油相場の下落が嫌気された。ダウは史上最高値を更新した。セクター別では、消費者・サービスや不動産が上昇する一方で素材や小売が下落した。

ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)や医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は決算内容が好感され、堅調推移。種子メーカーのモンサント(MON)はドイツの化学大手バイエルが買収提案を再び拒否したことが嫌気されたものの、買い戻しが入った。一方で、動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は、決算で、契約者数の伸びが鈍化したことで大幅下落。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)は決算で大幅増益となったものの、コスト削減が主因であり、減収となったことが嫌気され下落した。

マーケット終了後にソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)が発表した4-6月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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