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2016年07月20日05時00分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

ハピネット <日足> 「株探」多機能チャートより

■ハピネット <7552>  1,301円 (+300円、+30.0%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。ハピネット <7552> 、サノヤスホールディングス <7022> 、イマジカ・ロボット ホールディングス <6879> 、ホシデン <6804> がストップ高に買われたほか、タカラトミー <7867> 、第一屋製パン <2215> 、マーベラス <7844> など任天堂 <7974> 関連が値上がり率上位をほぼ独占した。米国で社会現象化するほどの大人気を博しているスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」が、国内配信も目前に迫っているとの見方から、関連銘柄に位置付けられる銘柄群に短期値幅取りを狙った投機資金の流入が加速、マネーゲームの様相を呈している。

■イマジカロボ <6879>  903円 (+150円、+19.9%) ストップ高

 東証1部の上昇率3位。イマジカ・ロボット ホールディングス <6879> がストップ高。子会社が「ポケモン」のアニメを制作していることから、「ポケモン」関連の物色人気波及で急上昇したが、19日午後1時に傘下のロボットがABAL(東京都港区)に出資し、VR事業を開始すると発表したことで、買い人気に拍車をかけた。ABALは、インタラクティブな映像体験をすることが可能なVRシステム「ABALシステム」を開発。同システムは、独自開発の技術によりVR空間内を自由に歩くことができ、オブジェクトに触れ、多人数による共有体験が可能なうえ、ワイヤレスによって広い行動範囲が実現できるなどの特徴を持つという。今回の出資により、ロボットはABALの独占的営業窓口として、プラットフォームへのコンテンツ配信だけでなく、商業施設に対し新たなVRシステムを導入する事業を展開するとしている。

■ブイ・テクノロジー <7717>  14,580円 (+1,850円、+14.5%)

 東証1部の上昇率7位。ブイ・テクノロジー <7717> が年初来高値を更新。みずほ証券では、2015年に買収したVNシステムズが、カラーフィルタ露光装置市場における競合企業撤退により市場を独占していると指摘。その売上高は、16年3月期が約90億円、17年3月期は約200億円、18年3月期は280億円と推移し、業績の牽引役になると解説。OLED関連製造装置の業績寄与も18年3月期から期待できるとみて、レーティング「買い」を継続。目標株価を6400円から1万9000円に引き上げている。

■任天堂 <7974>  31,770円 (+3,990円、+14.4%)

 東証1部の上昇率8位。任天堂 <7974> が連日で年初来高値を更新。みずほ証券では、ポケモンGOの国内ローンチ相場や反動による調整リスクが想定されることから、目先の株価が乱高下するリスクは否めないとしながらも、「ポケモンGOの人気は一過性とも思えない」と指摘。ポケモンGO Plusによる収益寄与は小さくないと考え、「業績予想には織り込みにくいがその波及効果も実際大きい」と解説。レーティング「買い」を継続、目標株価を2万2500円から3万1000円に引き上げている。

■イーレックス <9517>  2,806円 (+324円、+13.1%)

 東証1部の上昇率10位。イーレックス <9517> が反発、年初来高値を更新した。15日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」継続、目標株価を3650円から4000円へ引き上げた。今年4月に参入した低圧部門は5月中旬に申し込み件数が1万件を超え、従来想定を上回る勢いで進捗していることを指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の26億6400万円(前期17億2300万円)に対して従来予想の23億6000万円から26億9000万円へ、18年3月期を40億2000万円から45億円へ引き上げている。

■カプコン <9697>  2,478円 (+272円、+12.3%)

 カプコン <9697> が急騰。ゲームソフト大手で「バイオハザード」「モンスターハンター」などの大ヒット商品で知られる。最近は業績も好調で、17年3月期は前期に続く2ケタ増収増益を見込んでいる。東海東京調査センターが15日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」で新規カバレッジ、目標株価については前日終値比で約1000円上回る3200円に設定したことで、これがポジティブ視された。同調査センターでは17年3月期通期業績を売上高918 億円(前年比19.2%増)、営業利益160億円(同33.0%増)と予想しいずれも会社計画を大幅に上回る予想を開示している。

■マーベラス <7844>  1,000円 (+98円、+10.9%)

 マーベラス <7844> が6連騰。今月7日からタカラトミー <7867> と共同でキッズ向けアミューズメントマシン「ポケモンガオーレ」を展開しており、「ポケモン」関連として関心が高まっているようだ。「ポケモンガオーレ」は、超大型50インチの縦型モニターで楽しむアミューズメントゲーム筐体で、キッズアミューズメント初である「成型物オンデマンド配出システム」を導入し「ゲーム画面上で捕まえたポケモンを実際に配出できる」遊びを進化させたのが特徴。同システムでは、厚みのある成型物「ガオーレディスク」がゲームの展開にあわせてダイレクトに配出されるもので、手持ちのポケモンをさらに「進化」させてディスク化することも可能。また、プレイ結果を保存できるICカード「ガオーレパス」なども展開している。

■ペプチドリーム <4587>  5,440円 (+485円、+9.8%)

 ペプチドリーム <4587> が大幅反発。国内大手証券では、共同開発プロジェクト数の増加、1社あたりのプロジェクト数の増加により業績拡大が見込めると指摘。共同開発及びPDPS(Peptide Discovery Platform System)から創製された医薬品の臨床入り、臨床試験ステージ進展によるマイルストン収入獲得は株主価値拡大のカタリストになるとの見方で、「独自の創薬基盤でペプチド界を一人勝ち」と評価。レーティング「バイ」、目標株価8700円でカバレッジを開始している。

■アルバック <6728>  3,345円 (+245円、+7.9%)

 アルバック <6728> が大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では、堅調な液晶投資、有機EL/3D-NAND/次世代メモリなど技術変化に伴う投資増加の恩恵、規律ある事業経営の持続を背景に利益成長を予想。これらは現状の株価に織り込まれていないと考え、円高による業績影響が軽微である点も安心感があると解説。レーティングを「中立」から「コンビクション買い」に引き上げ、目標株価は3700円を継続している。

■東宝 <9602>  3,220円 (+195円、+6.5%)

 15日、東宝 <9602> が決算を発表。17年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比8.8%増の128億円に伸びて着地したことが買い材料。主力の映画事業で自社配給のアニメ作品の興行収入が好調に推移する中、昨年4月に開業した「新宿東宝ビル」の賃貸収入や道路事業の収益拡大が増益に貢献した。上期計画の173億円に対する進捗率は74.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ベルーナ <9997>  656円 (+34円、+5.5%)

 15日に発表した「6月売上高は9.9%増」が買い材料視された。6月売上高は前年同月比9.9%増と13ヵ月連続で前年実績を上回った。

■マクドナルド <2702>  3,200円 (+160円、+5.3%) 一時ストップ高

 日本マクドナルドホールディングス <2702> [JQ]が一時ストップ高まで買われた。任天堂 <7974> の「ポケモンGO」の海外の人気を受けて、「ポケモンGO」関連への人気が高まっているが、「ピカチュウけん玉」などポケモンのおもちゃがつくハッピーセットを15日から販売している同社にも物色人気が波及している。また、「ポケモンGO」に「スポンサー付きロケーション」機能が追加されると伝わっており、その第1弾候補としてマクドナルドの名も挙がっており、こうした思惑も働いているようだ。


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