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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月19日

 連休明けの市場は日経平均が6日続伸。終値は前週末比225円高の1万6723円で、6月8日以来、1カ月半ぶりの水準まで回復してきた。日経平均の6連騰は先月下旬から今月上旬に記録した6連騰以来。日本の連休中の米国株が最高値を更新し続けたことを好感した買いが広がった。円相場が1ドル=106円台をキープしていたことも買い安心感につながっている。

 昨日の米国市場は主要企業の決算への期待からダウ平均は小幅ながらも7日続伸した。ソフトバンクが英半導体設計大手(ARM)を3.3兆円で買収するとした報道が他の大型M&Aの思惑につながりプラスに働いた面もあるようだ。ダウ平均は5日連続で最高値を更新、S&P500種も2日ぶりに最高値を更新している。さて、円安や最高値を更新する米国株など外部環境がリスクオンに傾き続けるなか、東京市場も出遅れ分を取り戻すような勢いで日経平均は6連騰を演じている。流れとしてはひとまず今週に1万7000円前後を目指す感じで、それまでは押しても深くはならないだろう。一方、4-6月決算の発表シーズンが迫っており、来週くらいからは徐々に上値も重くなりそうだ。チャート上では75日移動平均線と200日移動平均線に挟まれたゾーンでの推移となりそうだ。

 今週の主なスケジュールは、19日(火)米マイクロソフト決算、20(水)6月の訪日外国人客数、米インテル決算、21日(木)ECB理事会、米GM決算、23日(土)G20財務相会合(中国)などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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