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【市況】東京株式(大引け)=225円高、6日続伸で任天堂関連に人気集中

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は朝方から買い優勢で上値指向を継続。日経平均は1万6700円台まで上値を伸ばしほぼ高値圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前週末比225円46銭高の1万6723円31銭と6日続伸。東証1部の売買高概算は20億1050万株、売買代金概算は2兆9957億2000万円。値上がり銘柄数は1441、対して値下がり銘柄数は417、変わらずは110銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが7日続伸と終値ベースでの最高値更新が続いており、リスクオンの流れが継続。為替相場も値動きは荒いものの、朝方は1ドル=106円台で円安含みに推移し投資家の心理改善にひと役買った。世界的に頻発するテロやトルコでのクーデターの動き、さらに弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮の動向など地政学的リスクの高まりも意識されたが、外国人投資家とみられる買いに後場後半は上昇基調に勢いがついた。目先筋の売り物を吸収し日経平均は高値圏での着地を果たした。売買高は20億株強だが、値がさ株に買い人気が集まったことを反映して売買代金ベースでは3兆円近くまで膨らんでいる。

 個別では、任天堂<7974>が記録的な大商いで続急騰、このほかイマジカ・ロボット ホールディングス<6879>、サノヤスホールディングス<7022>、ハピネット<7552>、エスケイジャパン<7608>、第一屋製パン<2215>、タカラトミー<7867>、ホシデン<6804>などポケモン関連に位置付けられる銘柄群が値上がり率上位10傑を埋め尽くす状況となった。このほか、イーレックス<9517>やペプチドリーム<4587>なども買いを集めた。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>が急落、LINE<3938>も大幅安に。KLab<3656>が大きく値を下げ、IDOM<7599>、東洋ゴム工業<5105>、パソナグループ<2168>なども安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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