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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (7月19日-22日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(7月11日-15日)】

 前週は7月11日(月)が2勝8敗と唯一の特異日でしたが、4日続いたマイナス特異日からの脱出を先取りして、ここから日経平均株価の快進撃がスタートします。市場を覆っていた二番底模索の懸念を跳ね返して5日連騰、週間の上げ幅は今年最大となる1390円に達しました。

 14日(木)に5月31日高値から基本数値の33日目、15日(金)に4月8日安値-5月31日高値の対等日がそれぞれ到来するなど変化日が集中したことも、株価反転の機運醸成に一役買ったかもしれません。

【今週(7月19日-22日)】

 今週は19日(火)が7勝3敗とプラスの、そしてこの週唯一の特異日となります。3連休明けで騰勢が削がれる不安はありますが、特異日は6日続伸の可能性を示唆しているといえそうです。

 スケジュール面では21日(木)のECB理事会が焦点となりそうです。また、米国では発表が本格化する企業決算が、1万8000ドル台乗せから騰勢を強めてきたNYダウにどのような影響を及ぼすのかも注目されます。

 一方、日柄をみると、19日(火)に6月24日安値から基本数値17日目の変化日が訪れ、ECB理事会のある21日(木)には4つの変化日が集中しています(7月8日安値から9日目、2月1日高値から4月25日高値の日柄の対等日、2月12日安値から5月2日高値の対等日、5月31日高値から6月24日安値の対等日)。

 ここまでの上げピッチの速さ、変化日の重なり具合をみると、あるいは週後半にかけて変化の訪れるタイミングを迎えるかもしれません。

△【特異日 7勝以上 】
 7月19日(火) 〇7-●3:米住宅着工件数

▲【 7敗以上 】
  7月11日(月) ○2-●8:機械受注

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。


 【一目均衡表:変化日】
 7月14日 33(5/31H)
 7月15日 4/8L-5/31H:中国GDP、LINE上場
 7月19日 17(6/24L):米住宅着工件数
 7月21日 9(7/8L)、2/1H-4/25H、2/12L-5/2H、5/31H-6/24L:ECB理事会
 7月22日 26(6/16L)

※7月14日の「33(5/31H)」は5月31日高値(H)から一目均衡表の基本数値33日目の到来を示す。7月15日の「4/8L-5/31H」は4月8日安値(L)から5月31日高値(H)の間の日柄を5月31日から取った対等日を意味する。

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