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2016年07月16日16時07分

【為替】ユーロ週間見通し:底堅い展開か、日銀追加緩和への期待持続

ユーロ円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■伸び悩み、米経済指標改善などが意識される

先週のユーロ・ドルは伸び悩み。英中央銀行は大方の予想に反して金融政策の現状維持を決定し、ポンド買い・米ドル売りが広がった。ユーロはポンド高につれて買われる場面があったが、米経済指標の改善やトルコでのクー・デター発生を受けて、1.11ドル台後半で上昇一服となり、1.10ドル台前半まで下げる展開となった。取引レンジ:1.1016ドル-1.1165ドル。

■もみあいか、ECBの金融政策は現状維持の公算

今週のユーロ・ドルはもみあいか。欧米やアジアの株価にらみの展開となりそうだ。トルコで起きたクー・デターの今後の展開を見極める必要はあるが、事態の早期収束はユーロ買い材料となる。欧州中央銀行(ECB)理事会では金融政策の現状維持が予想されるものの、追加緩和に対する思惑が広がればユーロ売りがやや強まる可能性がある。

予想レンジ:1.0950ドル-1.1250ドル

■大幅高、円安・米ドル高に連れて一時118円台

先週のユーロ・円は大幅高。米ドル・円相場が円安方向に大きく振れたことが要因。日本の金融・財政政策を巡って投機的な円売り・米ドル買いが広がり、この影響でユーロの対円レートは一時118円台前半まで上昇した。ただ、トルコで発生したクー・デターの影響でユーロの対円レートの上げ幅は縮小した。取引レンジ:111円02銭-118円40銭。

■底堅い展開か、日銀追加緩和への期待持続

今週のユーロ・円はやや底堅い動きを続ける見込み。トルコでのクー・デターの今後の展開を見極める必要があるが、事態の早期収束はユーロ買い・円売りの材料となる。また、日銀による追加金融緩和への期待もユーロの押し上げ要因。一方で21日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、利下げに対する思惑が広がればユーロの上昇を抑える可能性がある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・19日:7月ZEW調査期待指数(6月:20.2)
・22日:7月マークイット製造業PMI(予想:52.0、6月:52.8)
・22日:7月マークイットサービスPMI(予想:52.3、6月:52.8)

予想レンジ:114円00銭-118円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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