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【市況】今週の【早わかり株式市況】 日経平均19年ぶり急騰、英EU離脱ショックが和らぎ世界株高

日経平均 <週足> 「株探」多機能チャートより

 今週の株式市場は、英EU離脱ショックが和らぎ世界株高となったことに加え、円安進行や経済対策への期待から急反騰した。週間ベースの上昇幅は1390円と19年8カ月ぶりの大きさとなった。

 週初の11日は、前週末に発表された米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことに加え、前日の参議院選で与党が圧勝したことで経済対策への期待が高まり、買い戻しが膨らみ、日経平均は前週末比601円高と急反騰した。相場が急反転する中、米国でスマホゲーム「ポケモンGO」が人気爆発した任天堂 <7974> が一時ストップ高となったことが市場の話題をさらった。

 翌12日は前日の世界株高と円安進行でリスクを取る姿勢が強まり大幅続伸。日経平均の2日間の上げ幅は1000円近くに達した。13日はNYダウが約1年2カ月ぶりに過去最高値を更新するなど世界株高でリスクを取る動きがさらに強まったうえ、為替も円安が進み、日経平均は英国の国民投票前の水準まで回復した。14日も連日のNYダウ最高値更新や円安が好感され、上値を追った。

 週末は米株続伸や円安進行が追い風となったものの、内需株を中心に全般的に利益確定売りに押され伸び悩む展開となる中、ファーストリテイリング <9983> のストップ高が日経平均を押し上げた格好となった。

 日経平均株価は、前週比1390円(9.21%)高の1万6497円と急反発して取引を終えた。週間ベースの上昇幅としては1997年11月3週以来、19年8カ月ぶりの大きさで、上昇率でも2009年12月1週以来、6年7カ月ぶりの大きさだった。週間の振れ幅は1231円と、前週の698円から急拡大した。


 数年ぶりの上昇率を記録した今週の浮揚力の強さから、来週も利益確定売りをこなしながら堅調に推移するとみられる。ただ、短期筋の海外勢が相場急騰を主導したとの見方があるだけに、スピード調整の可能性も残る。重要イベントとしては、国内では19日から始まる東証マザーズ指数先物取引や20日発表の6月訪日外客数が注目される。海外では21日に開催されるECB理事会に注視が必要だろう。

◆マーケット・トレンド(7月11日~15日)

【↑】 7月11日(月)―― 600円高と急反騰、好調な米雇用統計と与党快勝による政策期待で
 日経平均 15708.82( +601.84)  売買高19億9668万株 売買代金 2兆1291億円

【↑】 7月12日(火)―― 2日間で1000円高、世界株高と円安でリスクを取る姿勢強まる
 日経平均 16095.65( +386.83)  売買高26億0543万株 売買代金 2兆7742億円

【↑】 7月13日(水)―― 3連騰で英EU離脱決定前まで回復、ダウ最高値や円安を好感
 日経平均 16231.43( +135.78)  売買高27億3943万株 売買代金 2兆8916億円

【↑】 7月14日(木)―― 4日続伸で1カ月ぶり高値、ダウ連日最高値や円安を好感
 日経平均 16385.89( +154.46)  売買高20億5377万株 売買代金 2兆4920億円

【↑】 7月15日(金)―― ファストリS高と米株高・円安で上昇確保
 日経平均 16497.85( +111.96)  売買高25億1078万株 売買代金 3兆1130億円

◆セクター・トレンド(7月11日~15日)

(1)東証全33業種中、32業種が上昇
(2)任天堂 <7974> が“ポケモン狂騒曲”で人気沸騰
(3)三菱UFJ <8306> など銀行、東京海上 <8766> など保険、野村 <8604> など証券といった金融株の買い戻し急
(4)トヨタ <7203> など自動車、ダイキン <6367> など機械といった輸出株も急反発
(5)新日鉄住金 <5401> など鉄鋼、住友電 <5802> など非鉄といった素材株も値を戻す
(6)三井不 <8801> など不動産、積水ハウス <1928> など建設といった内需株も堅調
(7)唯一、JT <2914> 、キリンHD <2503> など食品株が下落

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