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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月15日

 15日の市場は日経平均が5日続伸。終値は前日比111円高の1万6497円で、先月10日以来の水準で取引を終えた。取引時間中は1万6607円(221円高)まで上昇。ここは英国がEUを離脱する可能性が事前アンケートで初めて示された直前の水準(6月10日終値)。日本株も名実ともに英国ショック安を完全に取り戻してきたことになる。買い材料は引き続き進行する米株高と円安。世界的なリスクオン状態特有のトレンドである。

 昨日の米国市場は大手金融機関の決算を好感した買いでダウ平均は5日続伸。3日続けて史上最高値を更新した。期待された英国の金融緩和は今回は見送られたものの、次回8月にはほぼ実施される見込みでこれも相場の下支え要因に。S&P500種株価指数は4日連続で最高値を更新し、市場全体で水準訂正が進んでいる様子がうかがえる。さて、米国株同様に5連沸騰となった東京市場。本日は円相場が一時1ドル=106円台まで下落するなど一段の株高を促す展開となった。欧米株の上昇で日本株にヘッジファンドなどの海外短期資金が今日も流入。中頃には中国の4-6月GDPが予想をやや上回ったこともあって、日経平均は一時200円を超える上げ幅まで示現した。明日から3連休入りとあって終盤はやや押されたが、今日も東証1部の出来高は20億株を超える水準にあり、来週も需給に支えられた好相場が期待できそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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