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【市況】15日の株式相場見通し=3連休控え売り優勢に、LINEの上場を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は、きのうまでの4日続伸で日経平均株価が合計1278円と短期間に急上昇を続けていることに加え、3連休を控えていることもあり、利益確定の売りが先行するものと予想される。ただ、外国為替市場での円安・ドル高がさらに進行した場合や、きょうも驚異的な大商いを集めて大幅反発した任天堂<7974>や、きょう東証1部に新規上場する無料通信アプリ大手のLINE<3938>の株価動向次第では、全体相場にも波乱要素が加わることになりそうだ。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=105円10銭台の推移となっている。

 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比134.29ル高の1万8506.41ドルと5日続伸し、3日続けての過去最高値更新となった。本格化している米4~6月期決算への期待感から金融株が軒並み上昇し、全体相場を牽引した。また、英国での金融緩和期待も買い支援材料となった。ナスダック総合株価指数は、前日比28.331ポイント高の5034.058と反発した。

 日程面では、東証1部にLINEが新規上場する。このほかに、海外では中国4~6月期のGDP、中国6月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米6月の消費者物価指数・小売売上高・鉱工業生産・設備稼働率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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