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【市況】14日の香港市場概況:ハンセン1.1%高と4日続伸、香港不動産セクターに買い


14日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比238.69ポイント(1.12%)高の21561.06ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が101.04ポイント(1.13%)高の9010.10ポイントとそろって4日続伸した。ハンセンは約3カ月半ぶりの高値水準を回復している。売買代金は623億4700万香港ドル(13日は693億200万香港ドル)。

海外株高を好感。新規材料に乏しい中で動意を欠いていたものの、取引時間中に始まった欧州株高をにらみながら、香港の各指数も引けにかけて買いの勢いが強まった。イングランド銀行(英中央銀行)は今夜、7月・金融政策委員会の結果を発表する予定。市場関係者の間では、政策金利を引き下げるとの見方が優勢だ。低金利政策が世界的に広がるとの思惑で、投資家心理が上向いている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系の不動産株が高い。信和置業(サイノランド:83/HK)が2.5%、九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス:4/HK)が2.2%、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ:101/HK)が2.0%ずつ上昇した。

H株銀行セクターもしっかり。中国銀行(3988/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそろって1.9%高、中国工商銀行(1398/HK)が1.6%高、招商銀行(3968/HK)が1.5%高で引けた。中国で預金準備率が近く引き下げられる??との観測が流れるなか貸出余力が増えると期待されている。

空運セクターも物色される。中国国際航空(753/HK)が3.9%高、中国南方航空(1055/HK)が3.2%高、中国東方航空(670/HK)が3.0%高、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.7%高と値を上げた。


【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

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