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2016年07月14日17時02分

【市況】「ポケモノミクス相場」需給面でもしばらく続くことになりそう【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

14日の日経平均は4日続伸。154.46円高の16385.89円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。連日の上昇に対する目先的な達成感から利食いも出やすく、小幅に続伸して始まると、その後下げに転じる場面もみられた。しかし、押し目買い意欲は強く上昇に転じている。前引けにかけて16300円を回復すると、後場は16350円辺りを挟んでのこう着が続いた。ただ、後場半ば辺りから円相場が1ドル105円台と円安に振れると、インデックスに絡んだ商いによって、きょうの高値圏で取引を終えている。

「ポケモンGO」の人気過熱から任天堂<7974>が連日の大商いとなり、売買代金は4000億円を突破。2位のトヨタ自<7203>の7倍近く膨らむ商いの集中ぶりだった。これを受けて、AR関連などへの物色に広がりがみられた。また、LINE上場を控え、関連銘柄を物色する動きもみられていた。

ポケモノミクス相場がより顕著にみられている。現在は米国、オーストラリア、ニュージーランドでリリースしているが、今後、日本を含む各国での展開等を考慮すると、先高期待は大きい。世界的な社会現象ともなれば、関連グッズ等の売上への効果もある。

売買代金みると、当然過熱感も意識されやすいだろう。ただし、TOPIXに対するインパクトの大きい超値がさ株である任天堂が1日で15%超の上昇ともなれば、ファンド等はパフォーマンスの観点から組み込まざるを得ない状況であろう。また、任天堂を取得するために、ゲームセクター内でのリバランスも起こる可能性がある。そのため、過熱感が警戒されつつも、需給面ではこのポケモノミクス相場はしばらく続くことになりそうだ。その他、LINEについても、海外勢には少なからず日本のコンテンツ産業として、「ポケモンGO」の影響が波及している可能性もありそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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