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【特集】ソフトバンテク Research Memo(6):17/3期はSBTクラウドから発展する「IoT」ビジネスへの投資を優先

ソフバンテク <日足> 「株探」多機能チャートより

■2017年3月期の見通し

決算と同時に発表されたソフトバンク・テクノロジー<4726>の2017年3月期の業績予想では、売上高が前期比4.1%増の47,000百万円、営業利益が同4.0%増の2,400百万円、経常利益が同3.1%増の2,300百万円、親会社に帰属する当期純利益が同6.7%増の1,500百万円となり、売上高・利益ともに過去最高を2年連続で更新する計画である。配当は、1株当たり30円、同社の業績予想をもとにした配当性向は19.4%となっている。

最後の「中長期展望」でも触れるが、2017年3月期は「SBTクラウド」から発展する新ビジネスである「IoT」ビジネスへの投資を優先させる。具体的には、「SBTクラウド」を活用したビジネスの強化も含め人員増強を行い、IoTの技術開発投資も積極的に行う。「SBTクラウド」の拡大によって過去最高の業績を更新するものの、投資家から見れば保守的に映るかもしれない伸び率となるのは、更なる事業拡大のための投資を先行させるためである。IoTビジネスが本格的に立ち上がった場合、同社の業績は急拡大する可能性もあり、この先行投資には大きな意味があると言えよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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