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【特集】萩原工業 Research Memo(6):通期では、6.5%の増収、5.9%の営業増益を予想

萩原工業 <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(2) 萩原工業<7856>の2016年10月期予想

上期の増益要因であった、ナフサなど原材料の価格が2016年に入って底打ち、上昇に転じた。原材料価格の上昇をヘッジするノウハウを持つが、通期予想を据え置くことで堅めとした。2016年10月期の売上高を前期比6.5%増の24,000百万円、営業利益を同5.9%増の2,500百万円、経常利益を同4.5%増の2,500百万円、当期純利益を同23.7%増の1,800百万円と予想している。

事業別では、合成樹脂加工製品事業の売上高が前期比4.8%増の18,400百万円、機械製品事業が同12.6%増の5,600百万円を予想している。営業利益は、合成樹脂加工製品事業が前期比ほぼ横ばいの1,800百万円、機械製品事業が24.1%増の700百万円となる。合成樹脂加工製品事業は、売上高営業利益率が前期比0.4ポイント悪化する予想となっている。機械製品事業は、営業戦略や開発色の強い製品の販売などで、上期の収益性が低下したが、中間期末の受注残高が増加していることから、下期に挽回するとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《TN》

 提供:フィスコ

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