【材料】デクセリアルズが反落、国内大手証券では中計前半に自己資本の減少を予想、外部資金の調達も必要となるとみる
デクセリ <日足> 「株探」多機能チャートより
大和証券はリポートで、同社は今後3期間の中期計画を発表、17年3月期の営業利益は円高(為替前提110円/ドル)などで44億円まで悪化する見通しであるものの、19年3月期には100億円まで拡大し、直近ピーク(15年3月期:96億円)を超える計画と紹介。同証券予想は減額、為替100円/ドルを前提に、17年3月期の営業利益を33億円、19年3月期を71億円と予想。構造改革は着実に寄与しようが、ARフィルムを含めFPD関連の売上成長を会社側より慎重に見積もった、としている。
同証券は、中計前半は自己資本の減少が予想され、手元流動性の取崩しもしくは借入など外部資金の調達も必要となるとみて、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ、目標株価は1670円から770円へ、それぞれ引き下げている。
《MK》
株探ニュース