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【通貨】今日の為替市場ポイント:日銀追加緩和期待で円売り継続、ドル・円は主に104円台後半推移

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

12日のドル・円相場は、東京市場では102円45銭から103円62銭まで上昇。欧米市場でドルは一時104円99銭まで続伸し、104円68銭で取引を終えた。

本日13日のドル・円は、主に104円台後半で推移か。欧米株高の継続や日本銀行による追加緩和への期待は持続していることから、ドルは105円台に上昇する可能性がある。

菅官房長官は12日午後に行われた会見で、安倍首相とバーナンキ前米連邦準備理事会(FRB)議長の会談内容に触れた。菅官房長官によると、バーナンキ氏は「財政政策で名目国内総生産(GDP)を上げて、それと協調して金融政策をやるべき」、「日銀には金融を緩和するための手段はまだいろいろ存在する」と指摘した。

菅官房長官は「ヘリコプターマネー(中央銀行や政府が、対価を取らずに大量の貨幣を市中に供給する政策)については特段の言及があったとは承知してない」と述べたそうだが、「ヘリ・マネ」についての議論が活発化していることから、バーナンキ氏が「ヘリ・マネ」について何らかの提言を行い、これをベースにして安倍首相は日銀に対して追加緩和を要請するのではないか?との思惑が広がっている。

《WA》

 提供:フィスコ

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