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2016年07月12日17時00分

【市況】有賀泰夫の有望株リサーチ

ニトリHD <日足> 「株探」多機能チャートより

●ニトリHD <9843>
総合スーパーを侵食、利益成長が続く!―

 ニトリホールディングス(9843)を当コラムで取り上げるのは、3月11日に続いて今年になって2回目です。去年も2回取り上げています。当コラムの主張は、同社株は大型株の中で今年最も株価が上がる株という位置づけです。

 たぶん、年初のころはそれほど賛同者はいなかったと思いますが、徐々に増えてきているのではないでしょうか。すでに株価上昇率では目立つ存在になっています。

 既に6月末に日経新聞でも取り上げられましたが、いよいよ同社の時価総額が、イオンを越えて、日本の小売業の第3位になりました。1位はセブン&アイ <3382> 、2位がファーストリテイリング <9983> です。この背景は総合スーパーが衰退し、その受け皿が専門店、食品スーパードラッグストアとなっているということです。その中で広範囲に総合スーパーの領域を侵しているのがニトリです。

 同社は家具だけではなく、さまざまな家庭雑貨を取り扱っています。寝具は家具と隣り合わせですが、そのほかお皿、まな板などのキッチングッズ、トースター、オーブン、ライトなどの軽家電、ごみ箱、スリッパ、パジャマなどなど皆さんが総合スーパーで買っていたあらゆる家庭雑貨を扱っています。

 実は同社は家具屋と思われていますが、すでに家具の売上は40%を切り、売上増への寄与では30%を切っています。まさに、総合スーパーの代わりを果たしているのが同社です。

 同社はこの15年で利益を15倍にしました。株価はそれ以上の上昇です。そして、さらに成長スピードを上げていますので、ここから15年でやはり10倍の利益も決して絵空事ではありません。それほど遠くない将来、ユニクロの時価総額を超える可能性もあります。

(7月12日 記)

有賀泰夫(ありがやすお)
H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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