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【市況】日経平均は大幅続伸、6月24日以来の16000円台回復/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は大幅続伸。前日の欧米株高や為替相場の円安基調に加え、英国で後継首相が決定したことや国内の政策期待の高まりなどを背景に、本日の日経平均は252円高と大幅続伸してスタートした。寄り付き後に取引時間中としては英国の欧州連合(EU)離脱が決定した6月24日以来となる16000円台を回復すると、前場には一時16237.62円(前日比528.80円高)まで上昇する場面があった。その後は円安一服とともに上値が重くなったものの、16000円台でしっかりとした推移となった。

大引けの日経平均は前日比386.83円高の16095.65円となった。東証1部の売買高は26億0543万株、売買代金は2兆7742億円だった。業種別では、その他製品、その他金融業、銀行業が5%を超える上昇となった。一方、下落したのは食料品のみだった。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株がいずれも5%を超える上昇となった。トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などその他売買代金上位も全般上昇。スマートフォンゲームの好調を受けて連日の活況となっている任天堂<7974>は伸び悩む場面も見られたが、終値では12%超高となった。為替の円安基調を好感してマツダ<7261>が6%超の上昇となるなど自動車株が買われたほか、日本電産<6594>は8%近い上昇に。また、「ポケモン」関連として物色が向かったサノヤスHD<7022>やイマジカロボッ<6879>がストップ高で取引を終え、東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金上位ではNTT<9432>やNTTドコモ<9437>が下落するなど内需・ディフェンシブ関連株の一角が売られた。前日に決算発表したローソン<2651>は5%近い下落。また、ミサワ<3169>、インテリックス<8940>、AOI Pro.<9607>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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