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【通貨】外為サマリー:1ドル102円80銭台に円安進行、日銀の追加緩和に期待も

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=102円85銭前後と前日に比べ90銭強のドル高・円安で推移している。

 前日の海外市場では、日本の大型経済対策への期待やNYダウの上昇を受け102円90銭まで上昇する場面があった。この日の東京市場に移ってからは、朝方は102円50銭前後で推移していたが、午前9時過ぎ東京株式市場で売買が開始され、日経平均株価が連日の大幅高となると、ドル買い・円売りが強まり102円80銭台まで上昇した。

 市場では今月28~29日に予定されている日銀金融政策決定会合での追加緩和に向けた期待が強まっている。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ前議長が11日に日銀を訪問し黒田総裁と面談したほか、きょうは安倍晋三首相が同氏と面会し、経済・財政政策について意見を聞く予定。政府の発行する国債を中央銀行が直接引き受ける「ヘリコプター・マネー」などへの期待も出ている様子だ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1059ドル前後と前日に比べ0.0030ドル強のユーロ高。対円では1ユーロ=113円75銭前後と同1円40銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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