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【材料】サカタのタネが続急伸、17年5月期営業利益18%減予想も上方修正期待

サカタタネ <日足> 「株探」多機能チャートより
 サカタのタネ<1377>が続急伸、マドを開けて買われ6月10日以来の2500円台を回復する場面があった。

 種子メーカーとして国際的にも高い競争力を誇り、安倍政権が掲げる国内農業の成長を担う中核銘柄としても注目度が高い。高利益率の「F1種子」の世界展開で先駆し、特に新興国の中間所得層の増加が追い風となって収益を伸ばしている。同社が11日取引終了後に発表した16年5月期連結決算は、営業利益が73億1700万円(同53.1%増)、最終利益52億1500万円(同36.5%増)と高い伸びを示し、これを評価する買いが集中した。

 17年5月期の連結業績予想は売上高が561億円(前期比4.5%減)、営業利益は60億円(同18.0%減)、最終利益は44億円(同15.6%減)を見込んでいるが、市場では保守的との見方が強い。前期も営業利益段階で当初見通しは55億円だったが、期中に60億円に増額し、結果的には73億円まで上振れした経緯があるだけに上方修正期待が膨らんでいる。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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