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【通貨】NY為替:日本の景気刺激策への期待や英政局不安後退でリスクオン

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円37銭から102円89銭まで上昇し、102円83銭で引けた。良好な米6月雇用統計の結果を受けて世界経済が景気後退に陥るとの警戒感が後退した。また、安倍首相が経済対策について「12日から準備に入る」と述べたことや英国の政局不安後退などを意識してリスク選好の円売りは継続した。


ユーロ・ドルは、1.1075ドルへ上昇後、1.1036ドルへ下落し、1.1059ドルで引けた。イタリアの銀行懸念が後退し、ユーロを買い戻す動きが一時広がった。しかしながら、ユーロ圏の金利先安感は残されており、上値は限定的となった。ユーロ・円は、113円08銭から113円78銭へ上昇した。


ポンド・ドルは、1.2924ドルから1.3015ドルへ上昇。英国の次期首相を決める与党・保守党の党首選で、決選投票に進んでいたレッドサム・エネルギー閣外相が撤退を表明したことにより、メイ候補者の党首当選が決まり、キャメロン首相の後任として新首相に就任することとなった。英国の政局不安が後退したため、ポンド買いが優勢となった。


ドル・スイスは、0.9816フランへ下落後、0.9844フランへ上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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