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【市況】NY株式:ダウは80ドル高、雇用統計や日本の景気刺激策への期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

11日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は80.19ドル高の18226.93、ナスダックは31.88ポイント高の4988.64で取引を終了した。先週の雇用統計が引き続き好感されているほか、日本の参院選で与党が勝利したことで景気刺激策への期待が高まり、アジア・欧州株が全面高となった。米国株にも買いが広がり、終日堅調推移となった。S&P500種指数は過去最高値を更新したほか、ナスダック総合指数も一時5000ポイントを上回る上昇となった。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

ガスパイプライン大手のキンダー・モルガン(KMI)は天然ガスパイプラインの権益の半分を公益事業のサザン・カンパニー(SO)に売却し、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は構想中の新型中距離旅客機に強気な需要見通しを示したことで堅調推移。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は、先週に仏の食品大手ダノンと買収合意した有機食品のホワイトウェーブ(WWAV)の買収に興味を示していることが報じられ、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落した。

非鉄金属のアルコア(AA)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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