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【特集】アドバネクス Research Memo(4):2019年度に売上高350億円、営業利益40億円を目標とする

アドバネクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■アドバネクス<5998>の中期経営計画

2015年2月に、2015?2019年度をカバーする中期経営計画“Breakthrough to 2020”を発表した。中期経営計画のテーマは、「金属加工総合メーカーへの挑戦」であり、その取り組みは1)エリア戦略:グローバルビジネス拡大に向けた積極投資、2)市場戦略:自動車向けを加速、医療・インフラを第3の柱に育成、3)製品戦略:規格品ビジネスを積極展開、4)M&A:小規模でもとがった技術を持つ企業と、販路拡大に寄与する企業をターゲットにする、の4つである。最終年度となる2020年3月期の数値目標として、連結売上高35,000百万円、営業利益4,000百万円としている。5年間のCAGRは、売上高が13.7%、営業利益が41.2%となる。売上高営業利益率は、2015年3月期の3.7%(第一化成(株)含まず)から11.4%の高水準を目指す。

同社の地域別売上高(プラスチック事業を除く)は、日本の比率が2014年3月期の44.4%から2016年3月期に39.5%へ下落した。2020年3月期には33.0%へ低下すると予想している。国内売上は金額が増加する予想であるものの、海外売上がそれを上回るスピードで拡大する計画を立てている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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