市場ニュース

戻る
 

【経済】6月米雇用統計は改善予想も米金利見通しは変わらずか


 8日発表される6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+18.0万人、失業率は4.8%と予想されている。失業率は5月実績の4.7%を上回る見込みだが、非農業部門雇用者数は5月の前月比+3.8万人を大幅に上回ることが予想されている。5月の非農業部門雇用者数は上方修正されるとの見方もある。

 ただし、6月の平均時給の伸びや不完全雇用率が5月実績と同程度だった場合、7月利上げに対する市場の期待が高まることはないとみられる。6月雇用統計が市場予想とおおむね一致すれば、リスク回避的なドル売りはやや一服する可能性があるが、米金利見通しを変えるような強い内容にならない限り、米長期金利の反転やドル相場の大幅な上昇は期待できないとの声が聞かれている。
《MK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均