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【市況】米国株見通し:米雇用統計に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2096.50(+4.50) (20:25現在)
ナスダック100先物 4457.75(+5.50) (20:25現在)

グローベックスは小動き
6月の米雇用統計
ドイツ、イタリアは買い戻し

20:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。

7日の米株式市場はまちまち。6月ADP雇用統計が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数が堅調な内容となったことが好感される半面、原油安が嫌気されている。ダウ平均は22.74ドル安の17895.88、ナスダックは17.65ポイント高の4876.81。

グローベックスの米株先物はNYダウで30ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場は英国、スイスが小安く推移しているほかは、ユーロストック、独DAX、イタリア等、全般小じっかりに推移している。独DAXとイタリアFTSE MBの強さが目立っており、一先ず売り方の買い戻しが優勢となっている。

市場の関心は6月の米雇用統計となるが、コンセンサスは雇用者数が18万人増に回復すると予想。ベライゾンの従業員のスト収束の影響が3.5万人の増加要因となる。5月の雇用統計については「失望」となったが、これが一時的であったとの見方に向かわせる上でも、通常の雇用統計よりも大きな意味を持つことになろう。コンセンサス通りの伸びとなれば素直に評価することになろう。これが予想を下回ってくるようだと、米国経済への鈍化懸念につながる可能性もある。

もっとも、テクニカル面ではNYダウは5日線が支持線として意識されるものの、18000ドルが上値抵抗として意識されている。このタイミングで突破できないようだと、欧州不安再燃により再び下へのバイアスが強まる相場展開が警戒されそうである。

《KK》

 提供:フィスコ

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