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【通貨】来週の為替相場見通し=米雇用統計が相場左右

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、今晩発表の米雇用統計の結果に大きく左右されそうだ。予想レンジは1ドル=99円00~102円50銭。

 今週は、英国不動産ファンドの相次ぐ解約やイタリアの銀行の経営不安などを受け、欧州景気不安が再燃。リスクオフ姿勢の高まりとともに、ドル安・円高が進行し100円前半へと下落した。このなか、当面の相場のトレンドは今晩発表される米6月雇用統計に左右されそうだ。非農業部門雇用者数は18万人増が予想されているが、前月同様に雇用者数が伸び悩んだ場合、米利上げ観測の後退につながり100円割れへと円高が進む可能性が高い。100円割れが定着した場合、一段と円高が加速することも予想される。来週は11日に5月機械受注が発表される。また、海外では13日に中国の6月貿易収支、15日に中国4~6月期国内総生産(GDP)と米6月小売売上高が公表される。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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