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【市況】8日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安と続落、軍需関連株は逆行高


8日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.75ポイント(0.95%)安の2988.09ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、30.16ポイント(0.96%)安の3127.85ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は1.58ポイント(0.45%)安の349.96ポイント、深センB株指数は2.23ポイント(0.20%)高の1116.92ポイントで終了した。

経済指標の発表を前に買い手控え。来週にかけて6月の重要経済指標が相次いで公表されることが気がかり材料だ(10日に物価統計、13日に貿易統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、第2四半期GDPなど。15日までに金融統計)。上海総合指数は直近の上昇で、約2カ月半ぶりの高値水準にあるため、戻り売り圧力も意識されている。

業種別では、非鉄や鉄鋼などの素材関連株がさえない。洛陽モリブデン(603993/SH)が4.8%安、宝鋼(600019/SH)が1.6%安で引けた。このところ物色が続いていた産金株も反落。消費関連株や発電株、自動車株、石油や石炭のエネルギー株も売られた。

半面、軍需関連株はしっかり。航空宇宙機器の航天時代電子技術(600879/SH)が3.6%高、レーダーや無線機器の安徽四創電子(600990/SH)が2.3%高で引けた。港湾株も引けにかけて急伸している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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