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【材料】7&iHDが年初来安値、国内外証券が目標株価を引き下げ

セブン&アイ <日足> 「株探」多機能チャートより
 セブン&アイ・ホールディングス<3382>が3日続落。6日につけた年初来安値4092円を更新している。7日引け後に17年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表、その内容がネガティブ視され、売りが優勢となっている。

 決算を受け、野村証券がリポートをリリース。足もと業績は7‐Eleven Inc.を除き全般的に下振れ気味で、業績予想を下方修正。セブン-イレブン・ジャパンが盤石なことが同社株評価の必要条件であるものの、成長や競争力維持の必要経費は増加していると指摘。ただ、「100日プラン」として新経営体制の経営戦略が策定中で、10月に公表見通しであり、赤字企業の止血が進めばディスカウント縮小が見込まれると解説。目標株価を5650円から5400円へ引き下げ、レーティングは「バイ」を継続している。

 また、SMBC日興証券は業績牽引役であるセブン-イレブン・ジャパンの営業利益が前年同期比横ばいにとどまったため、印象はややネガティブとし、会社計画未達リスクが出てきた点に注意したいとの見解を示している。投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価6000円を継続している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、決算が株価に与える影響はニュートラルと指摘。新経営陣が作成中の新しい事業戦略が出るまで様子見の状況が続くとみて、レーティング「ニュートラル」、目標株価5000円を継続している。

 このほか、ゴールドマン・サックス証券が目標株価を5100円が4800円へ引き下げたことが確認されている。
《MK》

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