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【通貨】東京為替:ドル・円は100円75銭付近、日本株の反落で

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

8日午前の東京外為市場ではドル・円は100円75銭付近。日本の通貨当局による為替介入期待で円売りがやや強まったものの101円台を回復できず、その後は日経平均株価の反落を受けドル買いは弱まった。ドル・円は朝方100円65銭を付けた後、日経平均の上昇を受けじりじり値を上げた。また、浅川財務官は8日午前、財務省内で記者団に「投機的な動きがあればきちっと対応する」「緊張感を持って為替市場を注視する」などと述べたことがドルを押し上げた。

しかし、英国経済への不透明感からリスク回避的な円買いは続いており、介入期待が高まってもドルは101円を回復できず、上値の重さが意識されている。ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏推移が続いているため、ドルは午後も100円台後半が取引の中心となろう。

ここまでドル・円は100円65銭から100円97銭、ユーロ・ドルは1.1059ドルから1.1079ドル、ユーロ・円は111円33銭から111円86銭で推移した。

【要人発言】
・メルケル独首相
「欧州の安全はロシアとともにのみ保障される」

・浅川財務官
「投機的な動きがあればきちっと対応」
「緊張感を持って為替市場を注視する」

【経済指標】
・5月経常収支:+1兆8091億円(4月:+1兆8785億)

《XH》

 提供:フィスコ

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