【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は4日続落、旭硝子が構成銘柄の下落率トップ

8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり72銘柄、値下がり145銘柄、変わらず8銘柄となった。

日経平均は4日続落。前日比59.00円安の15217.24円（出来高概算8億4000万株）で前場の取引を終えた。7日に発表された米6月ADP雇用統計が市場予想を上回ったことで、今晩発表の6月雇用統計に対する期待が高まった。また、黒田日本銀行総裁が追加の金融緩和も辞さない考えを改めて強調したこともあり、日経平均は自律反発の買いが先行し50円高からスタートした。ただ、朝方のSQ（特別清算指数）通過後は、米雇用統計の発表を前に積極的な売買が手控えられ、日経平均は前引けにかけてマイナスへと転じた。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はKDDI<9433>となり、2銘柄で日経平均を約26円押し下げた。業種別では不動産業が下落率トップで、値下がり寄与上位にも三井不<8801>や菱地所<8802>など不動産大手が顔を出した。日経平均構成銘柄の下落率トップは旭硝子<5201>で6.6％安だった。16年1-6月期営業利益は会社計画を上回ったようだとの観測が報じられたが、市場予想を下回る内容だったことがネガティブ視された。

一方、値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は日東電<6988>となった。東エレクは2.9％高で日経平均構成銘柄の上昇率2位にもランクインした。一部証券会社による投資評価引き上げが観測されている。3D NAND投資拡大時には、国内半導体製造装置会社で同社が最有力との考えを示しているようだ。構成銘柄の上昇率トップは東海カーボン<5301>で3.6％高だった。


*11:30現在


日経平均株価　　15217.24(-59.00)

値上がり銘柄数　 72(寄与度+44.50)
値下がり銘柄数　145(寄与度-103.50)
変わらず銘柄数　　8

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 8571 239 +9.37
<6988> 日東電 6197 111 +4.35
<4503> アステラス薬 1607 20 +3.92
<7267> ホンダ 2497 34.5 +2.71
<6902> デンソー 3416 66 +2.59
<9735> セコム 7485 57 +2.24
<6762> TDK 5240 40 +1.57
<7270> 富士重 3325 31 +1.22
<9766> コナミHD 4110 30 +1.18
<7203> トヨタ 5102 29 +1.14
<4324> 電通 4470 25 +0.98
<4063> 信越化 5942 21 +0.82
<7269> スズキ 2679 20 +0.78
<4507> 塩野義 5581 17 +0.67
<4272> 日化薬 923 16 +0.63
<4506> 大日住薬 1890 15 +0.59
<7912> 大日印 1174 14 +0.55
<6471> 日精工 708 11 +0.43
<6473> ジェイテクト 1054 10 +0.39
<4021> 日産化 3085 10 +0.39

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 25600 -430 -16.87
<9433> KDDI 3162 -37 -8.71
<7733> オリンパス 3445 -105 -4.12
<9984> ソフトバンクG 5496 -34 -4.00
<4502> 武田 4303 -95 -3.73
<6971> 京セラ 4642 -39 -3.06
<1925> 大和ハウス 2790.5 -70 -2.75
<8801> 三井不 2067.5 -67.5 -2.65
<4151> 協和キリン 1772 -62 -2.43
<8802> 菱地所 1729 -61 -2.39
<4523> エーザイ 5511 -57 -2.24
<2502> アサヒ 3366 -56 -2.20
<2269> 明治HD 10600 -270 -2.12
<8830> 住友不 2492 -54 -2.12
<3382> 7&I-HD 4093 -52 -2.04
<4452> 花王 5861 -48 -1.88
<6770> アルプス 1670 -40 -1.57
<2914> JT 4269 -40 -1.57
<5201> 旭硝子 499 -35 -1.37
<2801> キッコーマン 3860 -35 -1.37

《NH》

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