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【市況】ETF絡みの売りに警戒、個別で材料のある銘柄にシフト/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 15217.24 (-59.00)
TOPIX  : 1219.04 (-7.05)

[後場の投資戦略]

 日経平均は前引けにかけて急速に弱含みの展開となった。大引けにかけてETFの分配金落ちに伴う分配金捻出のための売りが発生するとみられており、市場関係者の話としてその規模は約2000億円とみられている。先回り売りによる買戻しや年金等の買いによって相殺される可能性はあるものの、これが警戒されるなかでは神経質な相場展開になりやすい。

 日経平均は直近の価格レンジ内での推移が続いている。ETFに絡んだ売りが警戒される局面では、下げ幅を拡大させてくる可能性がありそうだ。また、米雇用統計が控えているが、予想を上回ったとしても利上げ観測が高まる可能性は低いと考えられ、円相場の円高基調が上値の重石になりやすい。ただ、個別では材料の出ている銘柄やテーマ株の一角には資金が向かっており、押し目拾いのスタンスといったところか。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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