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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:任天堂、ラウンドワン、東エレク、トヨタ

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■任天堂 <7974>  16,290円  +1,355 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 任天堂<7974>が続伸。同社とポケモン、Nianticとの3社共同で開発を進めている、アンドロイドとiOS対応のスマホゲーム「Pokemon Go」が一部の国で配信開始されたことを材料視しているようだ。「Pokemon Go」は位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルするといった体験をすることのできるゲームで、日本での配信開始に期待が高まるところ。

■ラウンドワン <4680>  832円  +45 円 (+5.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 7日、ラウンドワン <4680> が月次売上速報を発表。6月の既存店売上高が前年同月比5.1%増と、今期に入り3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが買い材料視された。アミューズメント部門が9.6%増と好調を維持したほか、ボウリングも4.0%増とプラスに転じたことが寄与した。併せて、第1四半期(4-6月)に為替差損3.6億円を営業外費用に計上したと発表したが売り材料視されなかった。

■ヨネックス <7906>  5,910円  +210 円 (+3.7%)  11:30現在
 ヨネックス<7906>が大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では、バドミントンラケットにおいてグローバルで圧倒的トップシェアを誇る高いブランド力により、1億5000万人の競技人口を誇る中国市場のみならず、インド/ASEAN地域でも中価格帯製品市場拡大の恩恵を受けると指摘。今後、中国市場での20%以上の売上成長と20%前後の営業利益率維持が確認されること、インド/ASEAN地域が次の柱として市場に認識されること、創業家の株式の一部放出などによる株式の流動性増加などをカタリストとして挙げ、レーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を4400円から6800円に引き上げている。

■東京エレクトロン <8035>  8,571円  +239 円 (+2.9%)  11:30現在
 SMBC日興証券が7日付で東京エレクトロン <8035> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を7500円→10500円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、市場拡大が見込まれる3D NANDフラッシュメモリーへの投資が拡大基調をたどる可能性が高まっていると指摘。また、比重は低下するも2016年以降にはFPD関連装置の拡大も見込まれるなど、半導体製造装置セクター内において優位なポジションにあると報告している。同証券では、17年3月期の連結営業利益を1080億円→1300億円(会社計画は1240億円)、18年3月期を1150億円→1500億円にそれぞれ引き上げた。

■乃村工藝社 <9716>  1,610円  +44 円 (+2.8%)  11:30現在
 7日、乃村工芸社 <9716> が決算を発表。17年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比6.0%増の24.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。前年同期に大型案件があった博物館・美術館向けの売上減少などで減収となったものの、採算を重視した受注や原価低減の徹底が奏功し、増益を確保した。上期計画の28億円に対する進捗率は86.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,464円  +20 円 (+0.8%)  11:30現在
 ディー・エヌ・エー<2432>が続伸し、年初来高値を更新。同社は7日、仏イージーマイルと業務提携し、私有地での無人運転バスを使用した交通システム「ロボットシャトル」の運用を8月から開始すると発表。これが材料視されているようだ。ロボットシャトルは、イージーマイルが開発した自動運転車両「EZ10」を利用した交通システム。最大12人が乗車できる電気自動車で、あらかじめ作成した地図データ上に設定したルート上をカメラ、各種センサー、GPSを利用して自車両の場所を測定しながら自動走行する。最初の事例として、8月にイオンモール<8905>が試験導入し、イオンモール幕張新都心店の顧客送迎向けに運営を行う予定となっている。

■トヨタ自動車 <7203>  5,102円  +29 円 (+0.6%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が小幅続伸。みずほ証券では、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)導入に伴う償却費の増加などで諸経費が重いと見る中、円高影響が加わり業績見通しは厳しくなっていると指摘。国内販売が改善しつつあることやASEANの販売下振れリスクが軽減するなど明るい兆しも一部にあるものの、販売はおおむね想定内と解説。レーティング「中立」を継続、目標株価を5800円から5500円に引き下げている。

■電通 <4324>  4,470円  +25 円 (+0.6%)  11:30現在
 電通<4324>が年初来安値を更新してスタートしたものの、すぐプラスに転じ、その後は堅調に推移。7日取引終了後に6月の月次売上高を発表し、全社では前年同月比10.8%増の1415億5100万円と5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。業務別では、インタラクティブメディアが同10.9%増と引き続き好調に加え、テレビが同3.1%増、マーケティング/プロモーションが同48.1%増と売上高拡大に貢献した。

■グローリー <6457>  2,710円  +10 円 (+0.4%)  11:30現在
 グローリー<6457>が反発。国内大手証券では、Brexitに伴う円高や欧州景気減速懸念、マイナス金利の影響など外部環境の不透明感を考慮しても底堅い業績が続くと指摘。国内では、金融機関向け機器の更新需要が18年3月期にかけて見込まれることや、流通向け(レジつり銭機など)でも更新や新規需要を背景に着実な業績拡大が予想されるとの見方で、欧米でも金融・流通向けに顧客開拓が進みそうなことがプラス材料と解説。レーティング「バイ」を継続、目標株価は4000円から3600円に引き下げている。

■NEXT 原油ブル <2038>  786円  -64 円 (-7.5%)  11:30現在
 NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>は急反落。一時、前日に比べ7%強の下落となった。 7日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インター ミディエート)の期近8月物は前日比2.29ドル安の1バレル45.14ドルに急落した。一時、44.87ドルと5月中旬以来、約2カ月ぶりの水準に下落した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫統計では、在庫の減少が市場予想より小幅だったことなどが嫌気された。

■リンガーハット <8200>  2,317円  -103 円 (-4.3%)  11:30現在
 リンガーハット<8200>が反落。7日取引終了後、17年2月期の第1四半期(3~5月)連結決算を発表し、売上高は103億3900万円(前年同期比4.2%増)、営業利益は6億2300万円(同2.2%減)と営業減益だったことが嫌気されている。グループ全体の既存店売上高は0.1%増で、国産野菜使用のPRが奏功し、「長崎ちゃんぽんリンガーハット」がとんかつ店「浜勝」の不振をカバーした。ただ、人件費が増加したことや、熊本地震の影響で営業利益は減益を余儀なくされた。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高425億円(前期比3.3%増)、営業利益31億円(同9.4%増)を見込んでいる。

●ストップ高銘柄
 日本アビオニクス <6946>  190円  +50 円 (+35.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 内外テック <3374>  458円  +80 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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