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【市況】国内大手証券、円高影響と株安により総合商社のBPSはEPSよりも減少率が大きいと指摘

双日 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の商社セクターのリポートでは、資源価格の春先の高騰やバッファーの存在などで期初に余裕ぶくみだったはずの総合商社各社の17年3月期業績は、直近の急激な円高を受けて余裕がなくなり、企業によっては計画未達も出てくると指摘。

 円高影響(在外営業活動体の換算差額)と株安のマイナス(FVTOCIの金融資産)により、総合商社のBPSはEPSよりも減少率が大きいとみて、17年3月期のBPS予想変化率は、双日<2768>がマイナス5%、伊藤忠商事<8001>がマイナス8%、丸紅<8002>がマイナス9%、豊田通商<8015>がマイナス7%、三井物産<8031>がマイナス2%、住友商事<8053>がマイナス3%、三菱商事<8058>がマイナス4%と解説。

 個別銘柄では、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅の「オーバーウエート」を継続している。
《MK》

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