【市況】東京株式(前引け)=続急落、円高加速受けてリスク回避売り
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株安で投資家心理が悪化していたところに、寄り付き前から為替が急速に円高に振れたことを受け、リスク回避ムードの強いなかで大きく下値模索の展開を余儀なくされた。ドル円相場は1ドル=101円を割り込む円高となり、主力株中心に買いを手控えさせている。銀行株が軟調なことも地合い悪を助長したほか、先物主導でインデックス的な売りが下げ足を加速させた。
個別ではファーストリテイリング<9983>が裁定解消売りに連日の急落となり3年4カ月ぶりの安値を更新、トヨタ自動車<7203>も5000円台を再び割り込んだ。太陽誘電<6976>、アスクル<2678>が急落、gumi<3903>、SUMCO<3436>の下げも目立つ。半面、NTT<9432>の強さが際立つ。キユーピー<2809>も逆行高。ソフトブレーン<4779>は4日連続のストップ高となり、ハニーズ<2792>、アウトソーシング<2427>も値を飛ばした。ワイエイシイ<6298>も8日続伸と強さをみせた。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)