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【市況】東京株式(前引け)=続急落、円高加速受けてリスク回避売り

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 6日前引けの日経平均株価は前日比463円03銭安の1万5206円30銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は10億7470万株、売買代金概算は1兆362億4000万円。値上がり銘柄数は80、対して値下がり銘柄数は1858、変わらずは29銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株安で投資家心理が悪化していたところに、寄り付き前から為替が急速に円高に振れたことを受け、リスク回避ムードの強いなかで大きく下値模索の展開を余儀なくされた。ドル円相場は1ドル=101円を割り込む円高となり、主力株中心に買いを手控えさせている。銀行株が軟調なことも地合い悪を助長したほか、先物主導でインデックス的な売りが下げ足を加速させた。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が裁定解消売りに連日の急落となり3年4カ月ぶりの安値を更新、トヨタ自動車<7203>も5000円台を再び割り込んだ。太陽誘電<6976>、アスクル<2678>が急落、gumi<3903>、SUMCO<3436>の下げも目立つ。半面、NTT<9432>の強さが際立つ。キユーピー<2809>も逆行高。ソフトブレーン<4779>は4日連続のストップ高となり、ハニーズ<2792>、アウトソーシング<2427>も値を飛ばした。ワイエイシイ<6298>も8日続伸と強さをみせた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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