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【材料】オンコリスバイオが大幅反発、OBP-301に関し名大大学院と共同研究契約を締結

 オンコリスバイオファーマ<4588>が大幅反発でスタート。5日の取引終了後、名古屋大学大学院医学系研究科の西川博嘉教授(国立がん研究センター先端医療開発センター免疫TR分野長併任)の研究グループと、腫瘍溶解ウイルスOBP-301(テロメライシン)とチェックポイント阻害剤の併用効果検討に関する共同研究契約を締結すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 近年のがん治療薬開発では、チェックポイント阻害剤をはじめとする腫瘍免疫活性化機能を有する治療薬の開発が大きな潮流となっているが、同社ではこれまでの研究で、テロメライシンの腫瘍溶解作用がCTL活性(細胞傷害性T細胞活性)を誘導することによる腫瘍免疫増強効果を確認していた。今回の共同研究契約により、チェックポイント阻害剤とテロメライシンの併用による抗腫瘍効果や、全身的な腫瘍免疫活性化に関する検証を進めることで、テロメライシンの治療領域を、局所から全身治療へと広げる可能性について検討するとしている。なお、同件による16年12月期業績への影響はないという。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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