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【市況】東京株式(寄り付き)=欧米株安、急速な円高受けて続落

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 6日の東京株式市場は売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比234円安の1万5434円と大幅続落。

 前日の欧米株市場は総じて軟調で、休場明けの米国株市場ではNYダウが100ドル超の下げで5営業日ぶりに反落した。また、原油市況が軟化していることに加え、外国為替市場では1ドル=101円10銭近辺まで、円高が急速に進んでおりリスク回避ムードが強い。英国のEU離脱決定を受けた金融市場へのネガティブな影響が出始めている。安全資産とされる円を買う動きが強まり、輸出株を中心に円高進行が収益圧迫要因として意識されるほか、イタリアでは再び金融機関の不良債権問題が懸念されるなか、欧州市場で銀行セクターへの売りが顕著となっており、東京市場でもその余波を受ける可能性が高い。日銀の追加金融緩和や政府の補正予算など政策期待が押し目買いを誘う可能性はあるが、足もとは下値模索の展開を余儀なくされそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは食料品、精密機器、陸運、海運、倉庫など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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