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【材料】ソーバル---第1四半期は減益も通期では増益を計画、自己株の取得を発表

ソーバル <日足> 「株探」多機能チャートより

ソーバル<2186>は6月30日に2017年2月期第1四半期(2016年3~5月期)決算を発表。売上高が前年同期比15.6%増の20.46億円、営業利益が同23.6%減の1.36億円、経常利益が同31.2%減の1.22億円、四半期純利益が同15.1%減の0.93億円で着地した。また、同日に自社株買いを発表。株主への利益還元拡充などを目的に、取得株数の上限12万株(発行済株式総数の2.85%)、取得金額の上限1億8000万円、取得期間2016年7月1日~8月31日の自社株買いを行うと発表した。

売上高は2015年5月に買収した新規連結会社の寄与などで2桁の増収を確保。一方、利益面は、前年同期に高採算案件の検収が集中した反動などから2桁の減益になった。第1四半期決算は増収減益になったものの、これまでの営業活動が実り、日立グループとの取引がスタート。また、主要顧客との取引は順調に推移していると見られる。保守的とも思われる会社予想の通期見通しだが、期待できる状況にあるようだ。

2017年2月期の通期業積予想に変更はなく、2017年2月期は売上高が前期比3.7%増の80.00億円、営業利益が同1.6%増の6.20億円、経常利益が同0.6%増の6.25億円、当期純利益が同3.4%増の4.05億円を計画。1株当たり年間配当金については前期比3.0円増配の42.00円を予定している。

《TN》

 提供:フィスコ

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