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【市況】日経平均は7日ぶり反落、円高が重しで軟調もみ合い/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 

日経平均は7日ぶり反落。4日の米国市場は独立記念日の祝日で休場だったが、欧州市場が金融株を中心に下落した流れもあり、日経平均は前日までの上昇に対する利益確定の動きが先行して93円安からスタートした。前場には為替相場が一時1ドル=102円ちょうど近辺まで円高に振れ、日経平均は15602.73円(前日比173.07円安)まで下落する場面があった。ただ、海外勢のフローは限定的で売買が低調となるなか、おおむね15600円台の狭いレンジでのもみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前日比106.47円安の15669.33円となった。東証1部の売買高は15億7847万株、売買代金は1兆5773億円だった。業種別では、水産・農林業、機械、保険業が下落率上位だった。一方、繊維製品、ゴム製品、建設業が上昇率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>、NTT<9432>などがさえなかった。マツダ<7261>や村田製<6981>が2%超、良品計画<7453>は3%超の下落。6月度の月次データを公表したファーストリテ<9983>は4%安となり指数を下押しした。アルプス電<6770>も4%を超える下げに。また、gumi<3903>、アダストリア<2685>、WSCOPE<6619>などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、キーエンス<6861>、7&iHD<3382>、東芝<6502>などがしっかり。旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドによる株式保有が伝わったJDI<6740>は10%を超える上昇に。また、高精細の液晶パネルを安く作る装置を開発したと伝わったVテク<7717>が商いを伴って急伸し、ソフトブレーン<4779>、フュージョン<4845>、ネクステージ<3186>などとともに東証1部上昇率上位となった。
《WA》

 提供:フィスコ

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