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【経済】豪準備銀行は予想通り金利据え置きを発表


 豪準備銀行は5日開催の理事会で政策金利を現行の1.75%に据え置くことを決めた。インフレ鈍化の懸念はやや後退していることが金利据え置きの主な理由になるとみられていた。市場関係者の間では、2日に行われた豪選挙結果が確定していないことも金利据え置きの一因になるとの声が聞かれている。

 報道によると、開票作業は5日に再開される予定となっており、ターンブル首相は4日、「選挙結果は週末までに判明する」との見方を示した。ただし、与党(自由党・国民党の保守連合)と最大野党の労働党は、いずれも過半数となる76議席に届かないことが確実視されている。

 市場関係者の間では、自由党・国民党の保守連合が一部の無所属議員を陣営に招くことで過半数を確保するとの見方が多いようだが、安定した政権基盤を構築することは難しいとの声が聞かれている。その結果、財政政策の策定などが難航し、豪債務格付けの見通しや豪準備銀行の金融政策に影響を及ぼす可能性があるとみられている。
《MK》

 提供:フィスコ

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