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【市況】日経平均は反落、テーマ性などけん引役となる銘柄が必要/後場の投資戦略


日経平均 : 15638.52 (-137.28)
TOPIX  : 1253.24 (-8.73)

[後場の投資戦略]

 日経平均はこのところのもち合いレンジ内、5日線レベルでのこう着であり、調整の範囲内ではある。ただし、メガバンクが引き続きさえないほか、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>など指数インパクトの大きい値がさの一角が軒並み下げており、指数以上に弱気にさせる。また、中小型株も利食いの流れが目立っており、手掛けづらくさせている。

 円相場が円高に振れて推移していることが不安材料になっているほか、休場明けの米国市場の動向、さらに英キャメロン首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選挙は、5日に1回目の投票が行われる予定であり、これを見極めたいとする模様眺めムードも高まりやすい需給状況であろう。Vテク<7717>、キーエンス<6861>など強い値動きの銘柄も散見されるが、テーマ性などけん引役となる銘柄が出てこないと、方向性が掴みづらいだろう。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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