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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は6日続伸、欧米市場が上昇した他、アジア市場が堅調な値動きを示している

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 52568.66 +0.64%
4日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比335.62ポイント高(+0.64%)の52568.66で取引を終えた。52917.78まで上昇した後、一時52241.12まで下落した。

原油など商品価格の上昇が支援材料となり、資源銘柄を中心に買いが広がった。国内では終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた、インフレ予想の下方修正が好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、今年のインフレ予想が現在の9.32%から7.27%まで鈍化するという結果が示された。通貨レアルの上昇が挙げられた。2017年末時点のインフレ予想も5.43%まで下方修正された。なお、レアルの対米ドル為替レートは6月に12%のレアル高を記録。また、今年の成長予想も前回の-3.44%から+3.35%まで上方修正された。

【ロシア】MICEX指数 1907.48 +0.57%
4日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比10.86ポイント高(+0.57%)の1907.48で取引を終了した。1913.48まで上昇した後、いったん1896.40まで下落した。MICEX指数はこの日、1900pt大台を突破して取引を終えた。

原油など商品価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。この日ブレンド原油価格は1バレル当たり50米ドル台に乗せた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州市場が軟調な値動きを示したことが指数の上値を押さえた。

【インド】SENSEX指数 27278.76 +0.49%
4日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比133.85ポイント高(+0.49%)の27278.76、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同42.35ポイント高(+0.51%)の8370.70で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。前営業日の欧米市場が上昇したほか、この日のアジア市場が堅調な値動きを示していることを受け、インド株にも買いが先行。国内では、モンスーン(雨季)の降雨不足が緩和されているとの報告がインフレ加速懸念を後退させた。

【中国本土】上海総合指数 2988.60 +1.91%
週明け4日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比56.13ポイント高(+1.91%)の2988.60ポイントと続伸した。約2カ月ぶりの高値を回復する。

中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが追い風。人民銀はこのところ連日でリバースレポを通じた資金供給を実施している。先週は期日到来分との差し引きで、週間で1800億人民元の供給超だった。預金準備率の引き下げを含む金融緩和策が近く打ち出される??との観測も広がっている。

《CS》

 提供:フィスコ

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