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2016年07月05日08時23分

【市況】前場に注目すべき3つのポイント~LINE仮条件引き上げで市場のムードは中小型株物色に

マザーズ指数 <日足> 「株探」多機能チャートより

5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:LINE仮条件引き上げで市場のムードは中小型株物色に
■外資系証券の注文動向:差し引き130万株の売り越し
■前場の注目材料:日本郵便、格安スマホ販売へ



■LINE仮条件引き上げで市場のムードは中小型株物色に

5日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場は独立記念日の祝日で休場だった。欧州市場は5日ぶりに反落となっており、イタリアの銀行株が軟調だった。また、英キャメロン首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選挙は、5日に1回目の投票が行われる予定であり、これを見極めたいとする模様眺めムードが高まりそうだ。

また、4日の米国市場が休場だった影響もあり、引き続き海外勢のフローは限られるとみられ、先物主導によるインデックス売買等に振らされやすい。4日の東証1部の売買高は5月30日以来の15億株台と低水準だったが、本日も商いは膨らみづらい。

そのため物色の流れは個人主体による中小型株にシフトしやすい。マザーズ指数は6日続伸で上値抵抗の25日線を突破してきており、トレンドが強まりやすい。また、LINE<3938>は4日、投資家の需要が強いとして、株式の公開価格の仮条件を従来の2700~3200円から2900~3300円にすると発表。仮条件の引き上げが、LINE関連などへの物色に波及しやすいだろう。

その他、英国の欧州連合(EU)離脱決定をきっかけに一部先進国が金融刺激策を強化するとの観測を背景に商品市況が上昇しており、欧州市場では鉱山株が上昇。日本株市場でも非鉄株等への物色がみられていた。ソロス氏の金投資なども資源関連へ向かわせやすい面もあろう。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き130万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り510万株、買い380万株、差し引き130万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


6月28日(火):10万株の売り越し
6月29日(水):20万株の買い越し
6月30日(木):100万株の買い越し
7月01日(金):380万株の売り越し
7月04日(月):440万株の売り越し



■前場の注目材料

・商品相場上昇で鉱山株高い
・海外企業によるM&Aが増加
・中国、南シナ海で軍事演習
・LINE<3938>、上場の仮条件引き上げ
・日本郵便、格安スマホ販売へ
・アステラス<4503>、塩野義<4507>特許切れ薬の売却へ


☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・特になし


<海外>
・10:30 豪・5月貿易収支(予想:-17億豪ドル、4月:-15.79億豪ドル)
・10:30 豪・5月小売売上高(前月比予想:+0.3、4月:+0.2%)
・10:45 中・6月財新サービス業PMI(5月:51.2)

《WA》

 提供:フィスコ

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