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【材料】出光興産が2000円割れ、昭和シェルとの経営統合の不透明感を引き続き嫌気

出光興産 <日足> 「株探」多機能チャートより
 出光興産<5019>が4日続落、株価は4月中旬以来となる2000円割れに売られた。先月28日の株主総会で創業家の代理人が昭和シェル石油<5002>との合併に反対する意見を表明。創業家の持ち株比率は33.9%と3分の1をわずかながら上回っていることから、経営統合に必要な3分の2以上の賛成を得ることが難しい情勢だ。経営陣と創業家との緊張関係が高まることは、経営面の不安定要因となり、嫌気売りが膨らんでいる。

 また、現在の情勢では両社は完全な経営統合ではなく、出光興産が昭和シェルを子会社化する形を取ることもあり得るが、子会社化は合理化や効率化の効果が小さくなるとも見られている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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