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2016年07月04日11時22分

【経済】現代自が中国で苦戦、東風悦達起亜はディーラー全面赤字


韓国・現代自動車グループの中国事業が低迷にあえいでいる。傘下、起亜自動車の中国合弁である東風悦達起亜汽車ではこのほど、北京市北部で最大規模のディーラーが起亜車の販売を停止した。販売の不振が理由という。日系車の販売回復と、中国自主ブランドSUVの好調を受けて、韓国車は中国でのシェアが徐々に後退してきている。北京商報が1日付で伝えた。
業界専門家によれば、売れ行きが落ち込むなか、東風悦達起亜の全ディーラーが赤字経営を強いられている状況。起亜車の販売を停止した上述のディーラー関係者は、「メーカーからの販売ノルマを達成するために値下げは避けられず、売れば売るほど赤字だった」と振り返った。「アフターサービスでも損失を穴埋めできず、起亜車の販売をやめ、その他ブランド車への切り替えを余儀なくされた」と苦渋の選択であったことを明かしている。
東風悦達起亜との代理販売契約を打ち切るディーラーのこうした動きは、北京市だけにとどまらない。すでにほかのエリアでもみられている。中国側パートナーである東風汽車の朱福寿・総経理(当時)は昨年10月時点で、東風悦達起亜のこの現状について言及。「過去に遭遇したことのない困難と挑戦に面している」と憂慮を示した。
東風悦達起亜が製造・販売する車は足元で、ディーラーによる大幅値下げが持続中。値下げ幅は1万5000~3万5000人民元(約23万~54万円)程度。15年度モデルあっても、5万人民元の値下げが行われている型式もある。
統計によると、東風悦達起亜の15年販売は61万6100台に停滞。通年目標達成率は82%にとどまった。今年1~5月実績は、前年同期比8.5%減の23万7900台に落ち込んでいる。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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