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【経済】NYの視点:【6/28IMM】円買い持ち増、今週の注目:米雇用統計、FOMC議事録、カーニーBOE総裁会見


短期投機家・投資家筋の円買い持ちポジションは前週から小幅増加し依然とつぃて過去最高水準近辺を維持している。

今週は米国労働省が発表する6月雇用統計、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表する6月連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録、カーニー英中央銀行(BOE)総裁会見に注目が集まる。米FRBは6月14-15日に開催されたFOMC議事録を公表する。FRBはこの会合で、雇用の鈍化を示した米5月雇用統計の結果や英国の国民投票を控えた不透明感から市場の予想通り利上げを見送った。

議事録では、米労働市場の見通し、英国の国民投票などの国外の情勢を受けた米国経済の見通しをさらに確認していく。FRBを率いるイエレン議長、フィッシャー副議長はともに「米国経済や労働市場は依然成長している」という基本的な見通しを維持している。

両者とも、「確かに過去1、2カ月の雇用統計は弱いが、長期的な視野で分析することが重要だ」と指摘している。ただ、6月の雇用統計でも万が一雇用増加ペースの鈍化を示すと、労働市場の失速を確認しFRBの利上げ観測を一段と弱めドル売りに拍車をかけることになる。


■今週の主なイベント

●英国
5日:英中銀が半年に一度の金融安定報告を公表、カーニー英中央銀行総裁が会見、英国中銀金融政策決定会合

●米国
5日:ダドリーNY連銀総裁講演
6日:タルーロFRB理事が金融規制、金融政策に関して講演、米連邦準備制度理事会(FRB)は6月14?15日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表、ISM非製造業景況指数:予想53.3(5月52.9)、米5月貿易収支:予想‐400億ドル(4月‐374億ドル)
7日:6月チャレンジャー人員削減数:5月前年比‐26.5%、6月ADP雇用統計:予想+15.6万人(5月+17.3万人)
8日:6月雇用統計:失業率:予想4.8%(5月4.7%)、非農業部門雇用者数:予想+18万人(+3.8万人)、平均時給:予想前月比+0.2%(+0.2%)

●日本
7日:黒田日本銀行総裁講演


●地政学的リスク
ウクライナ紛争
ガザ紛争
イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
シリア
イエメン


【IMM】

ネット・円買い持ち:+59,750(6/28)←円買い持ち:+52,296(6/21)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)

*ユーロ
ネット・ユーロ売り持ち:- 61,934(6/28)←ユーロ売り持ち:- 61,346(6/21)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)

*ポンド
ネット・ポンド売り持ち:- 42,711(6/28)←ポンド売り持ち:- 51,947(6/21)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)

*スイスフラン
ネット・スイスフラン買い持ち:+ 10,867(6/28)←スイスフラン売り持ち:+6,381(6/21)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)

*加ドル
ネット・加ドル買い持ち:+7,949(6/28)←加ドル買い持ち:+2,595(6/21)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)

*豪ドル
ネット・豪ドル買い持ち: ‐1952(6/28)←豪ドル売り持ち:‐7043(6/21)

《NO》

 提供:フィスコ

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