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【通貨】豪ドル週間見通し:もみあいか、英国情勢にらみの取引が主体に


■やや強含み、欧米株高を好感してリスク回避の売り縮小

先週の豪ドル・円はやや強含み。英国の欧州連合(EU)離脱の影響は残るものの、主要7カ国(G7)による市場安定に向けた取り組みを評価してリスク回避の豪ドル売りは縮小した。欧米株高は豪ドル相場に対する支援材料となった。取引レンジ:74円53銭-77円04銭。

■もみあいか、英国情勢にらみの取引が主体に

今週の豪ドル・円はもみ合いか。英国のEU離脱交渉の開始は来年以降になる可能性があることから、世界経済の減速懸念が台頭している。英国の後継首相選びに絡む内政・外交・経済への影響をにらみながらの取引になる。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利を据え置く見込みだが、豪総選挙で与党が勝利した場合、豪ドルは下げ渋る見込み。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・5日:5月貿易収支(予想:-17億豪ドル、4月:-15.79億豪ドル)
・5日:5月小売売上高(前月比予想:+0.3%、4月:+0.2%)
・5日:豪準備銀行が政策金利発表(1.75%に据え置き予想)

予想レンジ:74円00銭-79円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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